元徳島県警捜査1課警部の秋山博康氏は、「自分から出頭してきたということは、逃げないだろうと油断があって、ウトウトしたのだろう」と推測する。「被疑者逃走となれば、署内放送で『被疑者逃走』と流れ、警察署内の警察官全員が出て、その犯人を発見する仕事になる」。防犯カメラの映像を見ると、少なくとも19人以上が飛び出し、行方を追っていた。
逃走した容疑者は、川崎署から200メートルほど先の路上で、取り押さえられ逮捕された。秋山氏によると、「刑事課の取調室は、刑事課の(建物に)入って奥にあったりする。取調室から勝手に逃げたら、刑事部屋を通らないと出られない。それが一つの基本的な建物の構造だ」という。しかしながら、「古い建物によっては、取調室から出たら廊下があり、廊下からすぐに階段を降りて玄関まで行けるような構造もあり得る」そうだ。
緊張感がある場面での“眠気”とは?
