秋山氏も現役時代に、経験があった。「まだ30代後半の時に、身代金目的の誘拐事件が起き、私が捜査を担当した」。犯人からの電話をもとに、張り込みや尾行捜査を行い、事件発生から4日目で犯人を逮捕。この時は、3日間にわたり徹夜だった。

 そして「当然取り調べ中に供述を作るが、その調書の作成中に、3日寝なかったから体力も限界が来た。被疑者が取調室の机の前にいたにもかかわらず、寝てしまった」と振り返る。「被疑者が私の肩をポンポンとたたいて、『刑事さん、起きてください。早く調書取ってくれますか』。もし逃げられていれば、逃走罪が発生して、住民の不安を生む。こういう不祥事を警察が起こすと、国民・県民の信頼を回復するのは、相当時間がかかる」と語った。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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