将棋の藤井聡太棋聖（竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、22）に杉本和陽六段（33）が挑戦するヒューリック杯第96期棋聖戦五番勝負が6月3日、栃木県日光市の「日光金谷ホテル」で開幕した。前日の移動には、東武特急『スペーシアX』を利用。“乗り鉄”として知られる藤井棋聖とあり、滅多に見られないニッコニコ顔の饒舌ぶりが話題となった。
防衛6連覇を目指す藤井棋聖とタイトル戦初登場の杉本六段が激突する注目のシリーズが開幕。第1局の舞台には、現存する日本最古のリゾートクラシックホテル「日光金谷ホテル」が選ばれた。
前日の2日に対局地入りした藤井棋聖と杉本六段は、東武特急『スペーシアX』を利用。車内では、異例の“移動中インタビュー”が行われた。「走るスイートルーム」と呼ばれるスペーシアXで、今回は1号車のコックピットラウンジを貸し切りに。日光金谷ホテルをモチーフにしたデザインが施された先頭車両は“時を超えるラウンジ”がコンセプトだという。
“乗り鉄”として知られる藤井棋聖は、「スペーシアX自体はこれまでに2、3回乗ったことがあるんですけど、この1号車は初めてで、コックピットラウンジということで雰囲気も特別感がありますし、先頭車両で前面展望ということで非常に満喫しています」とウッキウキ。
公式戦の前後ではなかなか聞くことのできない弾むような声色で「スペーシアXは人気の車両で予約を取るのも難しいと聞いているので、今回は“役得”で良かったなと思っています」と満面の笑みを見せていた。
日本鉄道賞表彰選考委員でもある藤井棋聖の目線は…？
