【MLB】ドジャース 3-4 メッツ(6月2日・日本時間6月3日/ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でメッツ戦に先発出場。この日は7回に待望の23号を放ち、4打数1安打、1本塁打2打点。ドジャースは1点差の9回に大谷の犠牲フライで追いついて延長に突入したものの3-4で敗戦を喫した。
日本時間3日、ナ・リーグ東地区で首位のメッツと対決。例年“6月”に圧倒的なパフォーマンスを見せる大谷の出来に注目が集まる中、試合序盤は相手の先発投手に苦しめられる展開となった。
第1打席、これまでホームランを放ったこともある先発ポール・ブラックバーンと対戦。しかし、カットボールとチェンジアップを駆使した投球で追い込まれるとカウント2-2からの5球目、82.4マイル(約132.6キロ)のカーブを捉えることができずに空振り三振に終わった。
3回、2死走者なしで迎えた第2打席もチェンジアップとカットボールのみの慎重な投球でフルカウントになると、7球目は81.3マイル(約130.8キロ)のカーブを空振り。2打席とも勝負球に屈する形で三振となった。
第3打席は5回、2死一、二塁のチャンスで登場。0-2と2点差を追う場面で一打逆転を期待されていたものの、ここもカウント3-1からの5球目、チェンジアップを引っかけセカンドゴロに打ち取られてしまった。
しかし7回の第4打席に魅せた。相手の三番手マックス・クラニックと対戦すると、初球のカーブを強振。打った瞬間、本人も確信したようにうなずきを見せた当たりは、打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離424フィート(約129.2メートル)の豪快なソロホームランとなった。
試合は、初回にメッツの強打者フランシスコ・リンドーアに先頭打者ホームランを許し、ドジャースが追いかける展開。しかし、なかなか出塁すらできないまま、5回に追加点を与え、今季初先発となったダスティン・メイを援護できず中盤を迎えた。
6回裏には2死満塁のチャンスを作ったものの、トミー・エドマンは三振に終わり反撃できずにいた。7回に大谷の一撃で1点差に迫ると、9回、大谷にこの日、5回目の打席が回ってくる。1死一塁、三塁の場面で五番手エドウィン・ディアスと対戦すると、カウント1-1からの3球目のストレートをレフトまで運んで犠牲フライを放った。
これで試合は振り出しに。タイブレークの10回は先攻のメッツが2点を加えて2-4とすると、ドジャースはその裏の攻撃で1点を返すにとどまり3-4で試合終了した。ナ・リーグのライバルとの接戦を1点差で落とした。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





