【MLB】ドジャース 3—4 メッツ(6月2日・日本時間3日/ロサンゼルス)
外野手もただただ打球を見つめるしかなかった。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場し、7回の第4打席で23号ソロホームランを放った。打った瞬間にメッツの守備陣も確信したのか、その場からほとんど動かなかった場面にファンたちが反応している。
ドジャースが0ー2と追いかける展開で迎えた7回に役者が大きな仕事をやってのける。2アウトで大谷に打席が回ると、メッツのクラニック投手が投じた初球のカーブを見逃さなかった。
打った瞬間に大谷自身もホームランを確信したのか、何度も大きく頷くリアクションを見せた特大の一撃は、打球角度38度でライトスタンドに飛び込んだ。打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離424フィート(約129.2メートル)と文句なしのホームランだった。なお、このホームランでMLBトップタイとなる23号に並んでいる。
打った瞬間に確信をしたのは大谷だけではない。メッツ守備陣もホームランを確信し、ライトを含めた外野手もフリーズしたままどこまでも飛んでいく打球をただ見つめていた。
この豪快な一発はABEMAのコメント欄やSNSでも大きな話題に。ファンからは「長嶋茂雄さんへの思いを込めた第23 号ホームラン」「ミスターに捧げる一発」と、3日未明に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんに捧げるホームランに感動の声が寄せられた。
ホームランランキングでは、ナ・リーグ2位のシュワバー(フィリーズ)に4本差をつけてトップを独走。ア・リーグトップに立つローリー(マリナーズ)にも並び、MLB全体のトップタイに立っている。なお、チーム60試合目で23本塁打は、シーズン62.1本ペースだ。
昨年、史上初のシーズン50本塁打、50盗塁となる『50-50』を超える『54-59』を達成した大谷。絶好調だった5月を経て、例年得意としている6月に突入した今、シーズン60本超えのホームランへの期待も高まる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



