勝利した藤井棋聖は「本局は早い段階から手探りのような形になってしまった。中盤が一手ごとにかなり難しかったが、終盤の大事なところでミスが出てしまった。次局以降に向けて修正していきたい」と次戦への意気込みも口にしていた。一方、初めてタイトル戦に臨んだ杉本六段は黒星発進となったものの、「いろいろな方に支えられてタイトル戦が成り立っていることを改めて知った。改めて感謝したい」とコメント。「後手番なのでより厳しい戦いになると思うが、精一杯準備したい」と次なる戦いを見据えていた。
藤井棋聖は、5月29・30日に行われた名人戦七番勝負で挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に勝利し、防衛3連覇を飾ったばかり。その疲労を少しも感じさせない盤石の指し回しでシリーズ先勝をもぎ取った。藤井棋聖が勢いそのままに挑戦者を圧倒するのか、杉本六段が踏ん張るのか。今後も両者の戦いから目が離せない。
注目の第2局は18日、兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」で予定されている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





