答弁では言葉に詰まってしまうケースもあった。れいわ新選組の八幡愛衆院議員が「小泉大臣が就任とほぼ同時に随意契約に方針転換できたっていうのは、会計法を所管する財務省と何か裏取引があったんじゃないか、と思ってしまうぐらいトントン拍子な印象だった。例えば、わからないですよ。これ私の妄想ですから。『備蓄米放出しまくって、外国米入れましょうぜ』ていう流れあったんかなとか」「何事にも慎重な財務省さんを説得する裏ワザをお持ちなのか。そのとき会議室では何が起きていたのか。ぜひ勉強させてください」と矢継ぎ早に質問。

 小泉氏が「1問目の質問されたことっていうのが、何の件でしたっけ。前段の部分が。すみません、(口調が)早かったので」と問いかけると、議長は「ちょっと待って、ちょっと待って。大臣、1回席に下がってください」と制止。小泉氏は「八幡さん初体験なので……」と苦笑いだった。

 さらに参院農水委員会では、日本維新の会、元マラソン選手の松野明美参院議員からのハイテンション追及も。「ご本人から『コメ担当大臣』というお言葉もありました。私から見れば『備蓄米担当大臣』という感じがする。非常にマラソンで言えばハイペース、少しオーバーペースではないかなと思います。1週間経ちましたから、少し沿道の声も聞きながら、ひと息ついてまた頑張るという、余裕というのも必要なのでは?」「大臣は銘柄含めた、コメの適正価格はどれくらいだと?」と、怒涛の追及をする松野氏に対して小泉氏は「圧倒されて……私よりもハイスピードだなと思いますが」と、戸惑いを隠せなかった。

コメ問題で“炎上”も…
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