「半年以上、日本米は買ってない」
中崎記者も「全国のスーパーの米の平均価格が、先月25日までの1週間で5キロあたり4260円となっており、去年の同時期と比べて2倍ほど高い状態が続いている。実際に今回取材したイベントでも米が高くて『半年以上、日本米は買ってない』と話す人もいた」と話す。
タイ米に対する“悪いイメージ”とは?
イベントで売り切れとなった商品はどのようなものなのか?
「1キロのタイ米、そしてレトルトのカレーが2つにショッピングバッグがついて1000円で販売していた。去年から200円ほど値上げしたらしいのだが、お得と感じる人が多かったようだ」
実は、日本におけるタイ料理店の数も増え続けており、今や550店舗以上とも言われ、人気の高さがうかがえるという。
一方、タイ米に対して悪いイメージを持っている人もいる。
1993年に発生した「平成の米騒動」において、タイ米を試食した人は「タイ米はもう評判が全員悪かった。食べた感じはタイ米が1番まずい」「カレーをかけていただいたが、でもどうしても食べにくい」「見た目も食べてもまったくの粘り気もないし、ちょっと臭いというか。日本人の嗜好にはまったく合わない」などと感想を口にしていた。
味が変わったのだろうか?
中崎記者は「タイとしても、あまり良くないイメージを払拭するために日本人の好みに合った味に変えている。タイ米と聞くと、どうしても“固くてパラパラ”というイメージを持っている方が多いと思うが、今回取材した企業は甘くて柔らかい米に変えていると話してくれた」と説明した。
タイ米を美味しく食べるには?

