まさに独壇場だ。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2025」予選1stステージ D卓が6月6日に行われ、仲林圭(U-NEXT Pirates・協会)が首位通過で2ndステージ進出を決めた。2位通過は第2試合オーラス、アガリ競争を制した金宮じゅん(RMU)。
第1試合は東家から金宮、清水香織(連盟)、仲林、阿久津翔太(連盟)の並びで開始。仲林は東3局の親番、ダブ東を対子にしたチャンス手。しかしこの東が刻子になる前に七対子のイーシャンテンとなり、暗刻の2筒を1枚外した。この判断が結果的に大正解。2枚切れの西を重ね、二万待ちの七対子を即リーチとすると、安全牌に窮した阿久津から一発でロン。リーチ・一発・七対子の9600点をアガり、一人抜け出した。解説の矢島亨(協会)は「これは(止めるのは)無理です!素晴らしい」と絶賛した。その後も加点を続け、第1試合は+73.8のトップ。
第2試合は東家から清水、阿久津、金宮、仲林の並びで開始。3万3000点持ちのトップ目で東4局の親番を迎えた仲林は、ここから猛連荘を見せる。まずここで親満貫をツモ。ダントツとなると、その後も配牌でドラ、赤が溢れんばかりの好配牌が続き、同7本場の親満貫で10万点オーバー。この時点で金宮、阿久津が箱下。さらに同9本場に流局でテンパイ料を稼ぐと、唯一点棒を残していた清水も点棒を借り、前代未聞の3人箱下という状況となった。連荘はMリーグでの萩原聖人(TEAM雷電・連盟)に並ぶ“M界”最多タイの10本場でようやく終わり、最終的に積み上げたスコアは13万4000点、+154.0の超特大トップを手に入れた。またこの得点はMリーグ記録である鈴木たろう(赤坂ドリブンズ・最高位戦)の11万2800点を2万1200点も上回る怪記録だ。
第2試合で13万点!



