自身のサービスから相手の体勢を崩し、小田はチャンスボールを迎えた。しっかりと弾ませてから、相手の動きを確認しながら、コート左サイドに「アーイ!」と聞こえる大きな声を出しながら、力強くも美しいバックハンドクロス。相手も左右に体を振りフェイントをかけたものの、完全に逆を突かれたクロスに見向きもせず諦めるしかなかった。

小田凱人
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 スピード、パワーもさることながら、フォロースルーまで完璧に決まったこのバックハンドは国際映像でもスローで再び流されると、場内からも小田に向けて絶賛の拍手が浴びせられていた。
ABEMA/WOWSPO/全仏オープンテニス2025)
 

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