【MLB】カージナルス 2-1 ドジャース(6月7日・日本時間8日/セントルイス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でカージナルス戦に先発出場。この日は5回の打席が回ってきて4打数1安打。先発・山本由伸投手の6回無失点の好投を援護できず、チームはカージナルスに1-2で9回にサヨナラ負けを喫した。
2023年に侍ジャパンの一員としてWBC制覇に貢献した大谷とヌートバーの対決となった一戦。雨の影響で1時間18分遅れでスタートした第1戦に続き、天候が心配されるなか幕を開けた第2戦は緊迫の展開となった。
大谷は初回、第1打席にカージナルスの先発右腕エリク・フェディーと対戦。フルカウントから91.4マイル(約147キロ)のカットボールに手を出してセカンドゴロに打ち取られた。
3回、2死走者なしで迎えた第2打席はカウント3-0からスイングと見逃しで再びフルカウントに。すると、6球目のカットボールを見極めて四球で出塁。その後、満塁となるも生還は果たせなかった。
5回の第3打席は無死一塁で迎えると、走者のキム・ヘソンが盗塁に成功して得点圏となったものの、カウント2-2からの6球目のカットボールを完璧に捉えることができずセンターフライに終わった。
7回の第4打席も無死一塁の場面、二番手スティーブン・マッツと対戦したが、内野フライに打ち取られた。9回には無死走者なしで第5打席を迎えると、四番手ライアン・ヘルズリーと対戦。2球目の99.7マイル(約160.5キロ)のストレートは内野ゴロになったものの、セカンドベースに当たって方向が変わるラッキーなヒットとなった。
試合は互いに決定打のないままスコアが動かない展開に。ドジャースは山本が今季13試合目の先発マウンドに立つと、初回はヒットと四球、2回にも連続ヒットや死球でピンチを招いたものの、2死満塁の場面でヌートバーを空振り三振に仕留めるなどピンチを切り抜けた。
その後、山本は3回、4回と連続で三者凡退に打ち取る上々のピッチング。6回まで投げ抜き、打者24人と対戦、94球、4安打、無失点、2四死球、9奪三振、防御率2.20とエースらしくゲームをつくった。
しかし、味方の援護を得られず。チームは8回まで無得点のまま試合を進めると、8回裏についに先制を許してしまう。それでも、9回に意地を見せ、1死走者なしで大谷が出塁したことをきっかけに、1死一、三塁の場面でフリーマンが空振り三振に終わった直後、ワイルドピッチの間に大谷がホームに生還し、土壇場で追いつくことに成功した。
タイブレークに突入かと思われたものの、その裏に1点を返され、1-2でサヨナラ負け。初回の三者凡退を除く8イニングで13残塁を記録するなど深刻な“タイムリー欠乏症”に悩み、同カード2連敗と振るわなかった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





