■地球外生命は「持ち帰ってはいけないし、持ち出してもいけない」

生命の定義
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 もし地球外生命が見つかったら、気をつけることはあるのか。関根氏は、「例えば、火星に生命がいて、それを地球に持ち帰る。
科学者が調べるわけだが、万が一、そこから何か漏れ出したときには、バイオハザードだ。あるいは、すでに探査機がたくさん行っている。その探査機も地球の微生物を極力減らしているが、ゼロにするのは事実上難しい。
つまり、お互いに生命の交換をしてしまう。それが我々にとって何の害もなければいいが、仮に害があったときはコロナどころじゃない」。

 さらに、「“惑星保護”と呼ばれていて、コントロールされない条件で、地球に持ち帰ってはいけないし、地球から持ち出してもいけない。でも、それが決まったのは最近だ。
アポロの時代は誰も思わなかったし、無邪気に探査機を送っていた。今思えば、地球生命を火星に大輸出して、そのいくつかが火星上でまだ生き延び、変異して、地球に持ち帰られたりしていたら、安いSFみたいなことが起こる」と説明した。

(『ABEMA Prime』より)

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