6月1日放送のABEMA的ニュースショーに小泉大臣が出演した際、森山幹事長が周辺に語っていた「『進次郎には変なことをさせませんから』の変なことって何だと思いますか」との質問に小泉大臣は「そりゃ変なことはしたくない。変なことをしそうなら、変だと言うのは当たり前のこと」と返答。

 しかし政治ジャーナリストの青山和弘氏は「森山(裕)幹事長はゴリゴリの農水族のドン。コメの値段を下げる必要性は認識しているが、農政の抜本改革までやらせるつもりはない」と語る。

 事実、自民党内には小泉大臣の言動に賛同していない議員も一定数いる。例えば、野村哲郎元農水大臣は鹿児島で行われた同郷、森山幹事長の激励会で「(部会の)ルールというのを覚えていただかないと。森山先生にチクリと言ってもらわねば」とコメントしている。

 さらに、鈴木憲和復興副大臣は地元山形県蓮で「お米券の配布や現金給付などの対策をせずに備蓄米放出に踏み切っている今の農政に、私は疑問を覚えざるを得ない」と語っている。

 自民党の元衆議院議員・宮崎謙介氏によると「この意見、陰では結構支持されている」という。

野党顔負けの論調で小泉大臣に迫る鈴木貴子氏
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