そして、いま自民党内で小泉人気に水を差すような言動はあえて控える傾向にあるのか。ズバリ聞いてみた。

「今懸念をしているのは、メディアの皆さんにもお願いをしたいが、小泉さんの対立軸を作ろうというよな…っていうのは本当に不毛だと思う。国民もそんなことは望んでいない。コメというか食料の安定供給のために何がベストなのかをお互い考えているという意味では、同じ方向性、同じ方向を向いている。だから決して争っているわけではない」(貴子氏)

 では貴子氏は、小泉大臣と森山幹事長の関係をどうみているのか。「(森山幹事長は)農水のまさに要たる存在ではあるものの、だからと言って小泉さんが逆にそこだけにまた寄ると、自民党はやっぱり反発する。誰か一人に、まさに寄って立っている自民党ではないっていう、みんな自負があるんだと思う」と語った。

「頑張っているその地域の担い手となる、約15ヘクタールぐらいで頑張っている人たちとて、所得が250万なんだぞと。250万円であなたおコメを作ってくれますか。それが成り立つのはやはり兼業であったりとか、今、高齢化が問題だが、年金があるからこそ、それで成り立っていける。じゃあ専業1本で、コメ農家と真の食料安全保障の確立と今訴えているなかで、所得250万円のコメ農家を我々は是とすることができるか」(貴子氏)

(『ABEMA的ニュースショー』より)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(2枚)