「認知症は遺伝?」「効果がない予防とは?」…『認知症になる人 ならない人』の著者・山田悠史医師に聞いた。
認知症とは、さまざまな病気により脳の神経細胞の働きが徐々に変化し、記憶力や判断力などが低下して、社会生活に支障を来した状態のことだ。
2022年の調査では、65歳以上の3人に1人、約1000万人が認知機能にかかわる症状があるとされ、今後は右肩上がりに増加すると予想される。
まずは「認知症は遺伝なのか」について、山田氏は以下のように解説する。
「両方が複雑に絡み合っていると捉えた方がいい。発症する年代により異なるが、例えば50代で認知症を発症する方は遺伝子の影響が大きい方。一方で、70代、80代で発症する方は、より生活習慣の影響が色濃く出た方」(山田悠史医師)
認知症になりやすいのはどんな人?
