【WRC】第6戦 ラリー・イタリア・サルディニア(6月6日/デイ1)
WRC(世界ラリー選手権)の第6戦がイタリアのサルディニア島で開催された。競技初日に同じステージで同チームのマシン3台がデイリタイアする、フォードチーム(Mスポーツ・フォードWRT)にとって今季最大の災厄が発生した。
まずは、マールティンシュ・セスクス。ラトビア出身の新鋭は今回スポット参戦しているが、ジャンプから着地した際に姿勢を乱してしまい、コース脇のフェンスを突き破って横転。乗員は無事だったようだが、逆さまになったマシンの横で寂しそうに佇んでいる映像が捉えられている。
続いて、今季からレギュラードライバーとなった、ジョシュ・マッカーリーン。こちらは、左コーナーでリアを滑らせてしまい、壁に車体をヒットしてデイリタイア。そして、エースドライバーのグレゴワール・ミュンスターは、右のリアタイヤ周辺を大破したまま疾走する姿が映し出された。ステージ自体はなんとかフィニッシュしたようだが、破損箇所を修復できずにその後デイリタイアとなった。
これらのアクシデントは、WRCの公式Xでも取り上げられている。特にセスクスのクラッシュはあまりにも激しかったため、映像とともに取り上げられており、映像では実況担当の女性が「Oh…」と思わず声をあげ、男性も叫ぶように状況を伝えている。
これらXの投稿に対し、「二人とも無事でよかった」「そこは駐車してはいけませんよ!」「ドライバーが無事でよかったです」「彼らはこれがスプリントイベントではないことを知らないのだろうか」など、ファンからも多数のリプライが付けられた。
セスクスはリタイア。ミュンスター、マッカーリーンも8日の最終日(デイ3)を終えて総合30位以下に沈み、フォード勢は散々な結果となった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
【映像】現地実況「Oh…」声あげる横転シーン
