■「独身偽装=加害行為と広く知ってもらうこと」
独身偽装の慰謝料について、天神ベリタス法律事務所の田中克幸弁護士によると、「民事裁判で慰謝料請求しても金額は数十万円」「裁判で100万円を超える可能性があるのは数年単位の長期交際や妊娠出産がある場合」と一般的には低額だという。
そうした現状を変えるべく、マイコさんらが立ち上げた『独身偽装被害者の会』について、「オンライン署名だと、すでに5000筆ほど集まっている。実は各地の議員の方ともお話を進めさせているのもあり、国として、行政としてどう対応していくのか。やはり結婚や養育の低下、少子化につながる問題だと強く思っている」と語る。
これまでは「友人や知人に話しても、『あるあるだよね』『早く忘れて次行きなよ』って言われた。私自身は『なんで気づかなかったんだ』『なんでこんな人を好きになってしまったのか』と自分をすごく責めた。正直、自殺を考えるまでみんな悩んでいる」。
今後の活動については、「社会全般が独身偽装を加害行為と広く知ってもらうことで、それが抑止に繋がってほしい。民事訴訟においては、高額判決が出ることを今目指してやっている。また、できることであれば刑事罰化をすれば、高額示談の材料、交渉材料にもなると思う」と主張した。
(『ABEMA Prime』より)
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