【MLB】パドレス 7ー8 ドジャース(6月9日・日本時間10日/サンディエゴ)
ボールが“消える”珍しい場面だった。ドジャースのフリーマン内野手が「3番・ファースト」でスタメン出場し、4回の第3打席でショート後方のエリアにフライを打ち上げた。しかし、パドレスの野手陣は全員がボールを見失ってしまい、打ち取った当たりが内野安打となった。
野手全員がボールを見失う珍しいシーンは、4回のドジャースの攻撃時に見られている。1死一塁でフリーマンに打席が回ると、パドレスのピベッタ投手がカウント0ー2から投じた高めのフォーシームを内野に高々と打ち上げた。
従来の試合では完全に打ち取った当たりだったが、時間帯的に「薄暮」だったようで、野手全員がボールを見失ってしまった。
結果的に対フリーマン用のシフトで、ショート付近を守っていたマチャド内野手の前にボールが落下。サードへの内野安打でドジャースが1死一、二塁とチャンスを広げた。
この珍しいシーンについて、ABEMAの解説陣は「薄暮」について言及している。現役時代に主に内野を守っていた杉谷拳士氏は「本当に見えないものなんですよね。全員見失っていましたね」とコメント。川崎宗則氏も「1分後、2分後の今だったら見えますよ。そういうタイミングなんです」と、この現象が発生することが珍しい理由について解説していた。
ABEMAの視聴者も「みんな見失っちゃった」「なんだこれwww」「魔球w」「どこいった?」「みんなで見失うって珍しいな」「カメラも分かってなかったwww」「これは珍しい」と、まさかの珍プレーに驚いた様子だった。
薄暮という不運でピンチを作ってしまったパドレスだったが、先発投手のピベッタが意地をみせる。最後は2アウトから前の打席でホームランを放っていたドジャースの5番、ウィル・スミス捕手を空振り三振に抑えて無失点で4回のマウンドを下りた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


