WRC(世界ラリー選手権)の今季第6戦が8日までイタリアのサルディニア島で開催された。日本人ドライバーの勝田貴元がタイムアタック中、コース内に犬が侵入しそうになる珍事が発生し、実況席と視聴者を驚かせる一幕があった。
前日の横転クラッシュに続き、7日に行われた競技2日目も右フロントタイヤをパンクしてしまうアクシデントに見舞われた勝田。大きくタイムロスをしてしまったため、挽回しようとステージ終盤でピッチを上げていた矢先のことだった。
コース周辺は森林地帯でそれほど視界が開けていないなか、勝田のGRヤリスが土煙を上げながら時速140km/hを超えようとしていた瞬間、コース脇にひょこっと犬が姿を現したのだ。そのままコースに入ってしまいそうだったが、さすがの犬も爆走してくるラリーマシンに気づいたようで、コースイン手前で引き返して事なきを得た。
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