【MLB】パドレス 2—5 ドジャース(6月11日・日本時間12日/サンディエゴ)
試合中、バットの握りひとつで実況と解説をここまで興奮させる選手はほかにいないだろう。
ドジャースの大谷翔平投手は首位攻防戦となったパドレス戦に「1番・DH」で先発出場。5回の第3打席では、実況のDJケチャップ氏が注目した大谷のバットの握りが話題となった。
ドジャースが1点ビハインドで迎えた5回表。このイニングでドジャースはコンフォート外野手のソロ本塁打で追いつき、追加点を奪おうという場面で大谷の第3打席が。この打席での大谷は残念ながらショートゴロに終わったが、実況のDJケチャップ氏と解説の福島良一氏は大谷のバットの握り方にフォーカスを当てていた。
先に気付いたDJケチャップ氏はかつて横浜DeNAベイスターズのスタジアムDJを務めていた経験があり、筒香嘉智外野手と仲が良いという。その筒香とバットの長さの話になり、「2.5センチ=1インチ変わると扱いは変わる?」という質問に対し筒香は「無茶苦茶大変」と前置きした上で「でも、大谷選手はバットを長くしたけれど指1本分、グリップを余らせて持っていませんか?」と語ったというエピソードを明かしてくれた。
「確かに」と頷いたのは福島氏。以前の大谷はバットグリップまで最後まで握っていたが、この時の打席では確かに指1本分だけ余らせているように見えた。その理由について筒香は「アレナド(現カージナルス)はグリップをテーピングして重くしていたけど、それと似た効果があるのでは?」と分析したという。
かつて松井秀喜は小指をグリップエンドに引っかけていたという逸話があるが、ホームランバッターならではのこだわりがあるのかもしれない。そんなこぼれ話に対し視聴者は「やっぱプロの目線だな」「筒香の助言」「やるな225」と筒香のプロならではの目線に驚いたコメントが目立った。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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