■なぜ投票に行かないのか?

国政選挙の投票率
拡大する

 EXIT兼近大樹は、「今の暮らしに満足している人は、投票に行かない。現状に満足していて、大半が『国がヤバイ』と思っていない。僕は『満足しているなら行かなくていい』と思うが、もし納得がいかず、人生が満足できないのであれば、声高に呼びかけて、仲間を集めるだろう」と語る。

 そして、「満足していない人の声が大きくなり、現状が変わると、困る人が出てくる。ゲームチェンジすると生活が苦しくなる人が、また投票に行くようになる。入れ替わりが起きることで、どんどん投票率が上がるだろう」と予測した。

 コラムニストの河崎環氏は、「韓国と日本では、感情の盛り上がり方が違う」と考察する。「民族的に怒りを表現しやすいカルチャーなのかもしれないが、日本人は不満がなければ、怒りや悲しみの感情もなく、わざわざ投票で表明する必要がないのだと納得した。でもマスコミ関係者は、納得していることも表現する。それをみんなもやって欲しい」。

■選挙に行かない理由あれこれ
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