選挙に行かない当事者に、その理由を聞いてみた。まず、ヤマダさん(40代・公務員)は、20代半ば頃、地元の有力者が政治家になるのを見て、政治や政治家に期待ができなくなった。選挙に行く高齢者優遇が続いており、行ったところで自分たち世代には何も還元がないとして、「選挙に行ったところで何も変わらない」と感じ、政治にも不信感を覚えたという。
サトウさん(20代・大学院生)は、「自分が選挙で変えられる影響が少なく、選挙に行くコスト(時間・体力・金)と見合わない」と考えている。政治には関心があり、政党や候補者で勝って欲しい人はいるが、自分の一票で簡単に変えられるとは思えないそうだ。
りゅうたさん(20代・看護師)は、「時間をかけて調べた政党が落選したら、究極のストレスを感じる」「応援している政党がダメだった場合、社会に対して反感意識が出て生きづらくなる」「他人に社会の方向を決めてもらうより、自分のコントロールできる範囲で時間と労力を使いたい」といった理由を挙げる。
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