■海外と日本の違い
総合地球環境学研究所の浅利美鈴教授は、大前提として「1970年代から考えると、日本はごみが減ってると思う。ポイ捨ても含めて、街はすごく綺麗になってる」との見方を示すが、「それでも目に付くごみは、衛生的に良くなかったり、景観上も悪くなる。最近では特にプラスチック類が多いので、それがマイクロプラスチックになり、生き物が食べて死んでしまったり、具体的な影響に結びつくところもあると思う」と語る。
海外と日本の違いについては「家庭から出るごみを自治体が集めるのは、日本の法律としてやっている。そこのストレスは感じないと思うが、観光地や公共の場所は結構グレーゾーン。 家庭、個人、事業者のものも出てくるので、そこを誰が責任持って回収するのか。それに比べ、海外はあまり家庭のものを集めなかったり、できるだけごみ箱を設置して集めるので、法律上の違いもあると思う」との考えを述べた。
■スマートごみ箱導入の例
