【MLB】オリオールズ6－5エンゼルス（6月14日・日本時間6月15日）
6月14日（日本時間6月15日）に行われたボルティモア・オリオールズ対ロサンゼルス・エンゼルスの一戦で、オリオールズ・菅野智之が“フルカウントから投じた勝負球”に、エンゼルスの主砲マイク・トラウトが驚き＆困惑の表情を見せた場面が話題となっている。
3-2、オリオールズ1点のリードで迎えた5回表・エンゼルスの攻撃、無死一、二塁の場面で打席に立った3番・トラウトに対して菅野は、初球150km/hのストレート、2球目、138km/hのカットボールと、外のボール球で誘いにかかるもこれをトラウトもじっくりと見定めてカウント2-0とボールを先行させることに。しかし3球目、外角低めいっぱいのところへと投じられた137km/hのスライダーにトラウトが手を出してファウルとなると、続く4球目、外角高めに外した150km/hの直球を挟み、迎えた5球目、3球目とほぼ同じコースへと投じた136km/hのスライダーでまたもやファウルを打たせてフルカウントに。
そして勝負の6球目、菅野は内角高めいっぱいのところへと151km/hのシンカーを投じると、トラウトはこれをボールと見て、見送りに。すぐさま一塁に向って歩きはじめたものの、球審が“まさかのストライク”をコールすると、トラウトは大変驚いた様子で立ち止まり、一度放り出したバットを力なく拾い上げると、なんともいえない表情を見せながらベンチへと引き上げていくこととなった。こうした菅野の絶妙すぎる1球と、トラウトが見せたリアクションにファンからは「ドン引きやん」「マジかよ！ 」「トラ兄ｗ」「どんな動き？w」「これは打てない」「芸術的だな」といった様々な反響が巻き起こることに。
菅野といえばその優れた制球力ゆえに、たとえカウントが不利な状況であったとしても、打者にとって厳しいコースを突きにかかる投球を見せるが、それゆえ、この場面でのトラウトのように、打者が独特なリアクションを見せることもしばしば。そんな菅野の“投げミスのないピッチング”に、今後も多くの打者が手を焼かされそうな気配だ。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
この記事の画像一覧■大谷翔平 人気記事
