この男に条件戦で点棒を持たせては、もう誰も立ち向かえない。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2025」予選1stステージ I卓が6月16日に行われ、勝又健志(EX風林火山・連盟)が首位通過で2ndステージ進出を決めた。2着は菅原千瑛(BEAST X・連盟)。
第1試合は東家から勝又、坂井秀隆(最高位戦)、忍田幸夫(麻将連合)、菅原の並びで開始。勝又は早々に七対子のイーシャンテンとなり、5巡目に白を引くとメンツの種である七万をリリース。その後に五万を引いてテンパイすると、白単騎待ちで即リーチに出た。山に3枚残っていたこの牌を、9巡目にツモ。リーチ・ツモ・七対子・赤に加えて、最後に重ねた五万が裏ドラとなって1万8000点、親跳満の特大リードを得た。その後も1人テンパイ、忍田から親満貫のロンなどで序盤からダントツ。+77.6の大勝を収めた。
ゲームメイクの達人として知られる勝又。東家から忍田、菅原、坂井、勝又という並びで始まった第2試合は、ディフェンス重視の立ち回り。持ち点は南場に入り1800点持ちまで減らされてしまったが、それでも勝又は慌てない。南2局2本場は6・9筒待ちでリーチをかけ、これを坂井からロン。リーチ・ドラ・裏ドラ2の8000点(+600点)を入手した。オーラスはトップ目・忍田への跳満放銃に細心の注意を払い、巧みな牌さばきで逃げ切った。
勝又健志、鮮やかな逃げ切りMリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




