このところ、リヴら“ジャッジメント・デイ”と、カイリやイヨ・スカイら日本勢の抗争が激化していた。怪我から復帰したカイリが、リヴとラケル・ロドリゲスに連勝するなど絶好調。これを阻止すべく、リヴが再戦を挑んだ矢先のアクシデントだった。

 リヴの蹴りをかわしたカイリは、右足を捕まえてテイクダウンの体勢へ。正面から倒れ込む形になったリヴは、本来ならスムーズに受け身を取るはずが、マットに両手をついた瞬間に表情を歪め、自らリング外へ転がり落ちた。予想外の行動にカイリも「何があった?」と困惑の表情を浮かべた。

 リング下で両足をついたまま顔を歪めるリヴは、「ダメだわ……」と首を振り、自ら試合の継続を断念。ファンからは「ん?」「どうした?」「痛めた?」「肩やっちゃった?」といった心配の声が上がった。

 臨戦態勢だったカイリも、手を広げてリヴの様子をじっと見守る。スロー映像では、足を刈られたリヴが大きく前に手をついた瞬間に表情を歪める姿が映し出され、静まり返る会場。その後、現地実況はリヴの肩脱臼のため即座に試合が停止され、医療スタッフがバックステージへ搬送したと報じた。

 受け身に定評のあるリヴのアクシデントに、ファンからは「肘からついてたな」「前受け身失敗か」「完全にアクシデント」と騒然。ストーリー上でも重要なポジションにいるだけに、「リヴの欠場は痛い」「お大事にしてほしい」「しばらく休場かも」といった声が絶えなかった。

 リヴは現在、復帰したレジェンドであるニッキー・ベラとの抗争、女子世界王者イヨとのストーリーを展開中。さらにラケル・ロドリゲスとのWWE女子タッグ王者としての活動もあり、今回の負傷は女子オンリーの大会「Evolution2」や王座戦線への影響も懸念される。一部報道では、早ければ4週間、最長で16週間の離脱が予想されている。

 ABEMAの解説を務めるもりおは、「危ない技というわけではなく、通常のテイクダウンだったんですけど…。打ちどころが悪かったんですかね」とコメント。また「ハードなスケジュールでしたからね」と、先月の日本での映画撮影からの復帰直後という過密日程による疲労の蓄積も要因に挙げていた。(ABEMA/WWE『RAW』)

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