【写真・画像】全米人気レースで追突クラッシュ! 「スポーツとしての決着だけでは終わらなかった」ドライバーがブチギレで遺恨勃発シーン 1枚目
【映像】濡れた路面で多重クラッシュ
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NASCAR】第16戦  NASCAR Cup Series Race at Mexico City(日本時間6月16日)/エルマノス・ロドリゲス・サーキット

【映像】濡れた路面で多重クラッシュ

 アメリカで人気ナンバーワンのレース、NASCAR(ナスカー)が、エキシビジョンではなくシーズンレースとして初の海外遠征。メキシコで開催された今大会は、降雨の影響によりレース序盤から多重クラッシュが発生する荒れた展開となった。

 レースは1周目にいきなりウェザーコーションが発生し、大粒の雨が降ってきて追い越し禁止のスロー走行となる。その隙に各車がレインタイヤに交換し、リスタートを切ってすぐの7周目に、7台以上が絡む今大会1番の多重クラッシュが起きてしまう。

 解説の古賀琢麻氏が、「新しいレインタイヤは最初の2周は温まるまで全然グリップしない」「(リアの)フラッシュライトがないとターンに入る時どこにクルマがいるか見えない」など、雨天のロードコンディションがいかに危険かを解説していた矢先だったが、ターン(コーナー)1で、集団の中を走っていた8号車のカイル・ブッシュがいきなり体勢を崩し、周囲のマシンにぶつかりまくったのだ。

 実況の増田隆生氏が、状況を整理しながら、思わず「何台巻き込んだのでしょうか?」と呟くと、古賀氏は「ブレーキと同時にシフトロックしちゃった感じですよね」と発言。増田氏が「ぶつかられてとか、ぶつかってとかではなく、単独でいってますよね」と言うように、カイル・ブッシュのマシンが次々に他のマシンに当たってしまったことで、数多くのマシンがコースアウトし、車体にダメージを負ってしまう。

 5号車のカイル・ラーソンのマシンはタイヤが曲がってしまい、38号車のゼイン・スミスのマシンはまっすぐ走れず車体が斜め方向を向いたままピットへ。7号車のジャスティン・ヘイリー、17号車のクリス・ブッシャー、19号車のチェイス・ブリスコー、16号車のA.J.アルメン・ディンガーなどもピットへ向かい、車体を修理する羽目になった。

 古賀氏の「カイル・ブッシュはロードコースも上手なんですけどね」というフォローも虚しく、ブッシュ自身のマシンは修復不能でリタイアとなる。その後、ブッシュはインタビューに答えており、「攻めた結果、滑ってブレーキとシフトをロックしてしまった。申し訳ない」と他のドライバーとチームに謝罪している。

ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)

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