【MLB】ドジャース3ー5パドレス(6月19日・日本時間20日/ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手がパドレス戦に「1番・DH」でスタメン出場。9回裏、再び騒然としかけた場面でベンチの怒りを静めた“粋な行動”が、大きな反響を呼んだ。
2−5とドジャースが反撃を見せ、2死三塁の場面で迎えた大谷の第5打席。4球目、パドレス6番手スアレスの投球が大谷の右肩付近に直撃し、球場は騒然。直前の表の回には、タティスJr.への死球を巡って両軍が乱闘寸前まで発展し、両監督が退場処分を受けたばかりだった。
ブーイングが飛び交い、カーショーがいの一番にベンチから飛び出そうとする様子が見られた中、大谷はすぐさま手を挙げて静止。“大丈夫だ、出てこなくていい”といった仕草を見せ、ベンチを抑えた。
実況も「大谷は手を挙げています。出てくるなと。大丈夫だと。これがスーパースターです!“いいから”といったような仕草にも見えます」と驚きを込めて称賛。解説も「これは決して狙われたわけではないと、大谷自身もわかっていると思います」と納得のコメントを残した。
スアレスは警告試合中だったことから退場に。緊急登板することになった松井裕樹投手の準備が整うまでの間、大谷はベンチのパドレス選手と笑顔で言葉を交わし、ファーストのアライズとも握手。塁上では満面の笑みすら浮かべていた。
この様子に中継の視聴者からは「神様やなー」「スターですわ」「紳士やなぁ」「どんなメンタルやねんw」「人格者やな大谷くん」「大谷は凄いよな。器が大きい。完璧な人間やな」「これロバーツ感謝してるよ絶対」といった感動の声があふれ、あらためてその人格にも称賛が集まっていた。
この日は4打数1安打と3試合ぶりのヒットを記録。チームは敗れ、連勝は5でストップしたものの、険悪ムードを和らげた大谷の笑顔が、試合以上にドジャースを救っていたのかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


