ところがこの先に大きすぎる落とし穴が待っていた。1万6600点持ちでラス目だった高宮が、赤五万を含め第1ツモでマンズが9枚集まる高打点気配。さらに次々とマンズを引き寄せると、ついに7巡目で四万を引いたところでダマテンながら清一色・赤、さらに高目の四万が出れば一盃口、もしくはツモれば倍満という超弩級のテンパイを入れた。
これに飛び込んでしまったのが萩原だ。11巡目、高目の四万をツモ切りしたところ、高宮からロンの声。たとえ満貫放銃でも2着までだったが、なんと倍満1万6000点を失ったことで、3着目だった東城りお(連盟)をも下回り、同点トップ目からまさかのラス落ち。単独トップで終えたかもしれないケースを考えれば、順位点が+50から▲30と80ポイント、さらに倍満の16ポイント分、点数換算して親のダブル役満と同じ9万6000点分を失うことになった。
あまりの事態に萩原の表情も歪むとファンからは「これはやばいわ」「ハギー悲しすぎる」「ミギー。。。」と同情の声も。試合後のインタビューでも萩原は「俺の右手が悪かった」と苦笑いするしかなかった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)




