将棋日本シリーズJTプロ公式戦が6月21日、岡山市の「ジップアリーナ岡山」で開幕。1回戦第1局で佐々木勇気八段(30)が羽生善治九段(54)に勝利を飾った。大会初出場の佐々木八段は、早指し公開対局にまさかのおやつを持参。盤側に用意された「きび団子」に、解説陣&ファンを騒然とさせていた。
タイトルホルダーらトップ棋士12人のみが出場することのできる将棋日本シリーズ。少年時代にこども大会で優勝経験を持つ佐々木八段は、念願のプロ公式戦に“凱旋”初出場を叶えた。対局前にはやや緊張した表情も見せていたが、対局が始まれば堂々とした指し回しを披露。JT杯で過去5回の優勝経験を誇る“レジェンド”羽生九段と激戦を繰り広げた。
JT杯では観客を前にした公開対局とともに、対局の舞台の真横で行われる大盤解説会も名物だ。聞き手を務めた室田伊緒女流三段は、「私は佐々木八段のお盆の上に乗っているものが気になりました。きび団子がありますね(笑)」とビックリ。「短い持ち時間の将棋なんですけど、きび団子を持ってきているんですね」と持ち時間各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間の早指し公式戦でおやつを持参した佐々木八段に驚きを隠せない様子だった。
竜王戦でも一度のおやつに複数のメニューをオーダーしていたことも話題に…




