―打者としてはリーグトップクラスの成績を残しているが、その中で投手としてもさらに球数を増やして調整していくことの大変さがあると思う。休息日も必要ではないか。
五十嵐氏 どこかで休めなければいけない時期は来る。もともと大谷選手は二刀流でやることがスタンダードで、そこに対する慣れもあった。だが実際にエンゼルス時代に「もうそろそろ休んだ方がいい」と言われた時にも、出たいという気持ちが強いために体の負担が大きくなってしまった。エンゼルスは勝つことに対して余裕がなく、毎試合勝たなければいけない戦い方をしていたチームだったが、ドジャースはチーム状態も良く、(大谷が)どこかで休んでも、チーム自体はそこまで大きく順位を下げるようなことはない。だから監督やコーチが、大谷選手を止める・休ませることがすごく大事になる。大谷選手は自分から休むと言わないので、周りの判断が非常に大事になるし、それをすることでケガのリスクを減らすことができる。慎重に見極めてもらいたい。
―今回は中5日の登板だった。今後のスケジュールはどうなりそうか。
五十嵐氏 同じように中5日、中6日ぐらいで行くのではないか。最初の予定では1イニングもしくは2イニングという話で、前回の登板で28球、今回は18球と減った。次は35~40球ぐらいは投げると考えている。今日投げ終わった後、張りが強かったり疲れがあると判断すれば、10日ぐらい空く可能性がある。
―完全復活の見通しは。
五十嵐氏 ドジャースはポストシーズンを戦う可能性が高い。ポストシーズンは10月から始まるので、9月では万全な状態でいたい。先発ローテーションに入ることも、大谷選手はイメージしていると思う。このままだとあと1カ月の7月中旬過ぎぐらい、オールスターゲームぐらいにはそれなりに投げていると思う。
(ABEMA NEWS)
