リモートワークでもできる対策とは？
では、“職場の孤独感”を防ぐためにはどうしたら良いのだろうか。
「テキストのコミュニケーションでは、絵文字などを使わずに『了解です。』とする場合があるが、最近は『。』がついているだけで『真顔で了解です、と言われている気がする』と言って怖がる人も多い。表情をつけるという意味では、スタンプや絵文字も非常に使える機能だと思う。若い人からは送りづらいので、最初に上司から送ってもらうのが良いだろう」
また木村氏は「仕事以外のことを話せる場所を持つことが非常に大事。しかし職場以外でのコミュニケーションが当たり前にあった世代（40、50代）と今の20、30代との間にはギャップがある」と話す。
「ハラスメントなどを気にして接し方を迷っている上司も多い。本当は話しかけたり教えたいと思っていても、うっとうしがられるのではと踏み出せない。双方が待ちの姿勢になっている場合もあるので、孤独を感じたら上司に自分から話しかけて教えを求めたりすれば、そこにコミュニケーションが生まれるので、互いにその姿勢を見せるとよい」
もし職場の孤独感で「会社を辞めようか迷っている」と相談されたときに、産業医としてこんなアドバイスもしているという。
「転職サイトを見たりして少し自分自身の中で、自分が転職したらどうなるのかをイメージしてみるのはやってみてもいいという話はする。それによって元の会社が自分のやりたいことだったと魅力に気づくこともある。孤独感を感じている一方で仕事を頑張りたいという人もいる。自分自身の気づきのためにやってみるのも1つと話すときもある」
（『ABEMAヒルズ』より）
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