第2試合・南1局、黒沢は9000点持ちのラス目にいた。第1試合から通じてここまでアガリすら1回もなかったが、ここでついにチャンスが到来する。配牌で7筒が暗刻だったが、ここからどんどん牌が重なり11巡目に役満・四暗刻単騎の二万待ちテンパイまでこぎつけた。放送席の実況・解説、さらにはファンも騒然となる中、黒沢は14巡目にやや強めの手つきで二万を引き、役満を成就させた。
この役満により1stステージ通過者が混沌としたが、堀と瑞原の2人が逃げ切り。黒沢は惜しくもトータル4位で今年のMトーナメントを終えた。試合後の黒沢は、2試合通じてアガリが役満1回だけだったことに「それじゃ勝てないですねー」と苦笑いしつつも「ひと暴れしました」と納得の表情。アガリ1回のため平均打点が3万2000点だとリポーターから伝えられると笑顔が見え、ファンからも「平均打点高いな!w」「スッタンで見せ場は作りました」「三振かホームランがすぎる」「天才は理屈じゃないのよ」という声が寄せられた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




