日本人の5人に1人が「睡眠時無呼吸症候群」 中等症から重症患者のおよそ4割が10年以内に亡くなっているデータも

　日本人の5人に1人が「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があるとされており、9割以上が自覚症状がなく、治療を受けていないという。いびきや無呼吸などが主な症状として知られているが、医師によると様々な合併症の原因にもなるそうだ。

【映像】3分間“呼吸が止まる”チャンス大城（実際の映像）

　お笑い芸人のチャンス大城も「いびき」が長年の悩みだという。ホテルを使用して撮影すると、就寝時には確かに大きないびきが。さらにいびきが呼吸とともに突然ストップし、その状態が3分間続く場面も見られた。大城は一昨年、睡眠時無呼吸症候群と診断されている。

　この病気に詳しい、順天堂医院 耳鼻咽喉・頭頸科の井下綾子医師は「10秒以上息が止まると『無呼吸』という診断基準があるが、それを優に超える秒数。エベレストのベースキャンプにいるような状態」と説明。