【MLB】カージナルス 8—7 カブス(6月24日・日本時間25日/セントルイス)
セントルイスで行われたカージナルス対カブス戦で、カブスの鈴木誠也外野手が今季21号となる豪快な勝ち越し3ランホームランを放ち、その打球をブルペン陣が直接キャッチ。現地実況でも言及される珍しい一幕があった。
3回表・1死一三塁の場面。鈴木はカージナルス先発マイケル・マグリービー投手の91.7マイル(約148km/h)のシンカーを捉え、左中間へと一直線のライナーを放つ。打球速度はなんと10.2マイル(約177.4km/h)、弾丸のように飛んだ打球は、ブッシュ・スタジアムのレフトスタンド内に設置されたブルペンへダイレクトに到達。その場で待機していたブルペン陣がダイレクトキャッチに成功し、手にしたグラブを高々と掲げながら大はしゃぎする様子が見られた。
この劇的な一発に、現地ファンや実況も湧いた。MLB公式X(旧Twitter)でも「Seiya Suzuki lines a go-ahead homer into the bullpen!」(鈴木誠也が勝ち越し弾をブルペンにぶち込んだ!)と動画付きで速報。再度リプレイで映し出されたカブスブルペンの歓喜の光景に、現地実況も「ハッピー、ハッピー!」と祝福の言葉を連呼した。敵地にもかかわらず、スタンドにはどよめきが広がった。
鈴木はこの日、5打数3安打3打点の大活躍。2試合ぶりとなる本塁打で、今季の存在感と勝負強さを改めて証明した。カブスは惜しくも試合に敗れたが、鮮烈な“ブルペン直撃”21号となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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