【MLB】ロッキーズ 1ー3 ドジャース(6月26日・日本時間27日/デンバー)
これぞ「6月男」の面目躍如と言えるだろう。
ドジャースの大谷翔平投手はロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場すると、第4打席でダメ押しとなる今季第28号ソロアーチを放ち、チームの勝利に貢献した。この一発があまりに完璧な当たりだったことが現地で話題となっている。
ドジャースが1点リードで迎えた7回表。前のイニングで先発のカーショー投手が勝ち投手の権利を得てマウンドを降りているとはいえ、追加点が欲しいイニングだったが、あいにくこのイニングは下位打線からのスタートだったため、この回からマウンドに上がったロッキーズのキンリー投手に簡単に打ち取られ、2死走者なしの場面で大谷に打席が回ってきた。
ここまでの大谷は2打数ノーヒット1四球とまだヒットがない状態。得意のクアーズ・フィールドでのゲーム、さらに好調とされる6月だけに一発を打ちたいところ。カウント2-2からキンリーが投じた7球目のスライダーを完璧に捕らえた。
打球はセンターやや右側へと伸びていくと、打たれたキンリーは硬直し、内野陣はあきらめて追わないなど、誰もが本塁打を確信する当たりに。両軍ファンが敵味方関係なく大歓声を上げる中、打球はスタンドへ。落下地点がちょうどドジャースのブルペンだったため、この後に登板を予定していたイェイツ投手がダイレクトキャッチを見せるというオマケつきとなった。
大谷にとって2試合ぶりとなる一発はデータで見ると打球速度107.8マイル(約173.4キロ)、角度は40度と最近の大谷にしては珍しい“ムーンショット”。そして飛距離は飛距離419フィート(約127.7メートル)という特大弾。これはMLB公式データサイトの『Baseball savant』によると30球団全ての本拠地30球場どこでも本塁打となるという「30/30」だった。
この追加点が利いたのか、ドジャースはこのゲームを3-1で快勝。レジェンド左腕カーショーは無傷の4連勝を達成して、ロッキーズをスウィープ。ナショナル・リーグ西地区首位の座をガッチリとキープした。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


