【MLB】ロッキーズ 1ー3 ドジャース(6月26日・日本時間27日/デンバー)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でロッキーズ戦に先発出場。7回にはなった特大の28号ホームランで、相手投手が見せた"フリーズ" にファンたちが反応している。
ドジャースが1点をリードして迎えた7回の攻撃、この回からロッキーズのマウンドに上がったのがキンリー。ここまでに35試合を投げて防御率7点台ということで敗戦処理が主となっていた投手だったが、この日は自慢のスライダーを武器に先頭のキケ・ヘルナンデス内野手から空振り三振を奪うと、続くミゲル・ロハス内野手からもセンターフライに打ち取り、簡単に2アウトを奪って大谷の第4打席を迎えた。
右投手ながら、今季の対左打者の対戦成績は被打率.220と右打者よりも抑えているキンリーは大谷に対しても自信満々に自慢のスライダーを連投し、わずか2球で2ストライクを奪う好投を見せたが、3球目のチェンジアップのボール球を見逃された辺りから風向きが悪くなり、その後はスライダーをバットに当てられるようになり2球ともファール。ここまでの6球でインコースを付いたのはわずか1球、それもビーンボール気味のストレートだっただけに大谷がやや有利になりだした。
そして7球目、キンリーが投じたのは真ん中低めのスライダー。キンリーからすればインコースを突いたつもりだったのかもしれないが……あいにくそこは大谷の得意コース。フルスイングで捕らえた打球はあっという間にセンターやや右側へと伸びていきそのままスタンドイン。2試合ぶりの本塁打となった。
打球速度107.8マイル(約173.4キロ)、角度40度という高々と打ち上がった打球は飛距離419フィート(約127.7メートル)という完璧な一打に。それだけに打たれたキンリーも「やられた…」とばかりに打たれた直後は硬直。得意としているスライダーを完璧に運ばれてはこのリアクションも無理はないか。
大谷本塁打を見た視聴者はSNSで「目が覚めた」「特大弾」「気分良き」と、大谷の一発を絶賛するコメントが目立った。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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