【MLB】レッズ5-4ヤンキース(6月25日・日本時間6月26日)
6月25日(日本時間6月26日)に行われたシンシナティ・レッズ対ニューヨーク・ヤンキースの一戦で、ヤンキースのジャズ・チザム・ジュニアのある行動が話題となっている。
1-0、ヤンキース1点のリードで迎えたこの試合の3回表・ヤンキースの攻撃、無死一塁の場面で打席に立ったチザムは、レッズ先発のブラディ・シンガーが投じた初球、内角低めのボールゾーンへと投じられた134km/hのスライダーを豪快にすくい上げ、右中間の深いところへと突き刺さる2ランに。するとチザムはダイヤモンドを一周後、本塁付近に立つキャッチャー、ホセ・トレビノに対してなにやら話しかけることに。実はこの場面、前日の試合でチザムが退場処分となった際に、そのキッカケを作ったのがトレビノだと後に知ったチザムが何かを伝えたものなのだという。
前夜の退場劇では、9回表の打席での判定にチザムが激怒。その後、サードの守備に入った際にも、怒りの収まらないチザムは、独り言のような体で不満を呟いていたのだというが、その姿を本塁付近からマーク・ウェグナー球審が見ていることに気づいたチザムは、なぜ自分のことを見つめているのかと球審に訊ねたのだという。しかしこの質問が決定打となり、チザムは退場をコールされることとなってしまった。しかし実際にはトレビノがわざわざウェグナー球審に対してチザムの姿を確認するように促していたことが真相のようだ。チザムからすれば、前日のこうした“すっきりしない退場”の借りを返すがごとく放った一発といったところだが、この一発に至るまでの背景を踏まえつつ、ファンからは「怖すぎる」「どんな表情」「チザム怒ってないやん」「要はトレビノがそそのかしたとw」「トレビノが審判にけしかけたの?w」「ちょっと面白いな」といった様々な反響が巻き起こることに。
ちなみにチザムによると、もともとトレビノは昨季までヤンキースでプレーしていたとあって、気心の知れた仲であるそうで、今回の一件も、一杯食わされた形となったものの、そう気にかけている様子もなく、この日放った“仕返しの一発”で手打ちとなった模様。遺恨にはならないものの、今後の両者に注目したいところだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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