【MLB】ロイヤルズ 4ー5 ドジャース(6月27日・日本時間28日/カンザスシティ)
ドジャースの大谷翔平投手が、明日の先発登板に向けて景気づけともいえる特大の先頭打者ホームランを放った。確信の一撃は、相手の外野手も同様に"確信"していた。
1回表、この試合の最初の打者として大谷が打席に入った。初球から3球連続で見逃し、カウントは1ボール2ストライクに。続く4球目、真ん中付近に投じられた甘いチェンジアップを大谷は見逃さない。この試合のファーストスイングだった。大谷は手応えを感じたのか、インパクトの直後に確信したような表情を浮かべ、ゆっくりと歩き出した。放たれた打球は美しいアーチを描いてライト方向へ伸び、確信通りフェンスを越えて噴水に着弾した。
2試合連続となる第29号の特大ホームランに、確信したのは外野手も同じだった。この試合でライトを守っていたカグリオンは、打球を見上げながら定位置から追いかけたが、ウォーニングゾーン手前でスピードを緩め"諦めモード"に。この時点ですでにスタンドインを確信していたかのようだった。直後、ボールがスタンドに入ったのを確認すると、フェンス下部を軽く蹴り上げ、「ちぇっ」とでも言いたげな様子で踵を返した。
カグリオンは今シーズンデビューしたばかりの22歳。ドジャース、そして大谷との対戦はこの日が初めて。印象に残る一発となったかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


