【MLB】エンゼルス 4—7 ナショナルズ(6月29日・日本時間30日/アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手の古巣・エンゼルスの試合で、敵軍監督が“判定不服”で退場処分に。きっかけとなったのは、5回に起きた“微妙すぎるタッチプレー”だった。
問題のシーンは、1死満塁のチャンスで迎えたナショナルズの攻撃。打席を迎えたガルシアJr.が打ち返した打球は一塁への鋭いゴロとなった。シャニュエルがファーストゴロに仕留め、本塁へ送球したが三塁走者のミラスが滑り込み、ナショナルズが1点を勝ち越した。
騒動が起こったのはここからだった。エンゼルスの捕手オホッピーがこのときボールをこぼすと、それを見た二塁走者だったヤングが追加点を狙って加速。オホッピーはすぐにボールを拾って本塁へ戻り、ヤングに対して間一髪でタッチに間に合い、アウトの判定が下された。
ナショナルズはこのプレーに対し「タッチしていないのではないか」としてチャレンジを要求。映像では、オホッピーのミットがかすっているようにも、ヤングが巧みにかわしているようにも見える微妙なシーンだったが、リプレー検証の結果、判定は覆らず追加点はならなかった。
この判定に対して、マルティネス監督が激昂。ダグアウトから“触ってないだろ!”とでも言わんばかりに言葉を投げかけた。これに対し、球審は即座に退場を宣告。監督は怒りの表情を浮かべたままベンチを後にした。
ナショナルズはその後、6回には一時逆転を許したものの9回に追いつき、延長11回には3点を加え、7-4で接戦を制した。マルティネス監督の退場が逆にチームの闘志に火をつけたかのような展開となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
この記事の画像一覧

