【写真・画像】「カメラの画角が」世界ラリーで起きた車載カメラの“異変”に放送席騒然…ドライバーも「ペースノートになかった」トラブルに困惑 1枚目
【映像】車載カメラに異変(実際の様子)
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WRC】第7戦 アクロポリス・ラリー・ギリシャ(デイ3/日本時間6月28日)

【映像】車載カメラに異変(実際の様子)

 WRC(世界ラリー選手権)の第7戦が開催され、優勝を飾ったヒョンデのチームメイトの車両がリアタイヤの根本から折れ曲がる衝撃的なダメージを負う一幕があった。

 今季フォードからヒョンデへとステップアップを果たしたアドリアン・フルモー。今大会は同チームの先輩でもあるオイット・タナックが絶好調でトップを維持するなか、デイ2終了時点で2位と初優勝も狙える好位置につけていた。しかし、いよいよタナックと勝負かと見られた競技3日目のデイ3、SS10でフルモーがアクシデントに見舞われてしまう。

 フルモーのマシンに取り付けられたカメラからの映像が映し出されると、なにやら画角が斜めになっている。すぐにスタジオゲストの沢口愛華さんも「なんかカメラの画角が凄かったですよね?」と気づいたが、この後でフルモーが乗るヒョンデ i20 N ラリー1を外から捉えた姿が映し出されると、右リアタイヤがグラグラしていてまともに走れる状態じゃないことがわかる。

 ヒョンデ・モータースポーツの公式Xでも同シーンを映像とともに紹介しているが、ここでフルモーが「我々のペースノートになかった岩か石が(右リアに)当たった」と話している。結局、このダメージを修復した結果、フルモーはタイムを大きく落としてしまった。

 しかし今大会は、フルモーだけでなく他のドライバーたちも大小さまざまなアクシデントに遭遇したため、順位にはそれほど影響を受けず、結局、フルモーはラリー・ギリシャで総合3位を獲得することができた。今シーズン残りのラリーで果たして若武者の初優勝を見ることができるか。期待が高まる。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)

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