藤本渚六段と西田拓也六段
【映像】藤本六段が「道連れ自爆作戦」と命名した展開
この記事の写真をみる(2枚)

 優しそうな若者の口から出てきた作戦は、なんとも物騒だった。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2025」予選Aリーグ・2位決定1回戦、チーム伊藤 対 チーム菅井が7月5日に放送された。この第9局・指し直し局の出だしを見たチーム菅井・藤本渚六段(19)が、開局早々に作戦失敗にも見えたことに「道連れ自爆作戦」と表現し、ファンが困惑する事態に陥った。

【映像】藤本六段が「道連れ自爆作戦」と命名した展開

 試合は両チーム譲らず、スコア4-4でフルセットに。チーム伊藤・斎藤明日斗六段(26)とチーム菅井のリーダー・菅井竜也八段(33)が激突すると、第9局は千日手で指し直しに。菅井八段の先手番になり、指し直し局が始まった。

 両チームのメンバーもファンも大注目の出だしとなったが、菅井八段は初手▲5六歩と“中飛車宣言”とも言える一手を選択。すると後手・斎藤六段も同じく中飛車を目指すのか△5四歩と突いた。3手目、菅井八段は角道を開ける▲7六歩としたが、後手は△4二銀とした。

藤本六段が謎の命名
この記事の写真をみる(2枚)