■“日本人ファースト”に批判も 「今整備しないとますます不満が溜まる」

 さらに、参政党が掲げているのが「日本人ファースト」だ。神谷氏は「グローバリズムがどんどん進み、外国の資本や労働者がたくさん入ってきた。特に問題は資本で、インフラやマンション、水源、株式などが買われていくと、日本の土地なのに日本人が入れない場所が出てきてしまう。別に“外国人はダメだから追い出せ”と言っているのではなく、数を受け入れるのであればルールも厳格にして、お金がなくなった人には帰ってもらう、犯罪を犯した人は処罰するなど、日本人が不満を感じないような法整備をちゃんとやろうということ」と説明する。

参政党 参院選の主な公約
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 こうした発信について、Xでは「排外主義」「敵を作っている」といった批判の声があがる。「それは逆で、今のうちに法整備などきちんとしておかないと、ますます不満が溜まって、結局外国人と日本人の衝突を生むことになってしまう。(在留外国人数の比率は)3、4%でまだハンドリングできるが、これが10〜20%になれば、警察でも手に負えないような事態になる。まだルールが徹底できると思うので、早くやるべき。日本人が外国人の方と国内で争い合う状況は絶対作りたくない」と訴えた。

 そのために、外国人に関する諸課題を一括して取り扱う「外国人総合政策庁」の設置を打ち出している。「問題を全てテーブルに並べて、どうバランスを取るかを決める必要がある。外国人政策は、土地や労働者、社会保障と各省庁にテーマが分かれているし、扱うと差別だと言う勢力があるので、あまり触りたくないという空気を永田町で感じている。それを払拭するためにも、外国人総合政策庁を作って、省庁横断的に、“何人はダメだ”と感情論にならないようにしないといけない」とした。(『ABEMA Prime』より)

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