【MLB】ジャイアンツ 1ー2 ドジャース(7月12日・日本時間13日/サンフランシスコ)
【映像】「結び直し」のハプニングに激しいブーイング(実際の様子)
「BEAT LA!!」「Boo!!」といったブーイングを連発していたオラクル・パークの観客たちを一瞬で黙らせた。
ドジャースの大谷翔平投手はジャイアンツ戦に「1番・投手」で先発登板。初回に対峙したデバース内野手との対決が話題になっている。
ここまで7連敗中の首位ドジャースに対し、2位のジャイアンツは4ゲーム差に迫って迎えたこの試合。因縁のライバル対決というカードでもあるため、試合開始早々、地元のジャイアンツファンはヒートアップ。ドジャースの攻撃中から「BEAT LA!!」といったコールでジャイアンツナインを奮い立たせるなど、首位攻防戦らしい白熱した展開となった。
そんな中でマウンドに立った大谷がいきなり負けず嫌いな性格を見せた。先頭打者のヤストレムスキー外野手、2番のラモス外野手に対してなんと7球連続でストレートを投げるというパワーピッチングで2者連続三振。2人とも最後は見逃せばボールだった球を空振りする有様だった。そして迎えた3番はデバース内野手。レッドソックスではチームの看板を担っていたスター選手で、ジャイアンツも逆転優勝を目指して獲得した期待のスラッガー。それだけに大谷も慎重に投球し、デバースには変化球から攻めていき、カウントは1-2に。ボールとなったが、球速は99.9マイル(約160キロ)を記録するシーンもあった。
追い込んだところでタイムを取ったのは大谷。スパイクのヒモがほどけてしまったということで結びなおすためのタイムだったが、これに戦況不利なジャイアンツファンは大ブーイング。オラクル・パーク全体が「Boo!!」と大谷に対するブーイングでいっぱいになった。
だが、ヒモを結びなおした大谷は再びデバースにストレートを投げ込むと、球速は158キロ。バットに当てるのが精いっぱいといったデバースに対し大谷は144キロのスライダーを低めに投げて空振り三振。圧巻の三者連続三振でブーイングの声を静めてみせた。
この投球に対し視聴者は「負けず嫌い炸裂」「集中力半端ない」「怪物」など、大谷の底知れぬ実力に驚く声が目立った。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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