<大相撲七月場所>◇五日目◇17日◇愛知・名古屋 IGアリーナ
幕下の取組で立ち合い直後、両力士が“不思議な雰囲気”になる珍事があった。合わせ鏡のように両力士が同じタイミングで後退りすると、審判の東関親方も「えっ」と目を丸くさせ驚いたような表情を浮かべた。
幕下三十一枚目・千代大牙(九重)と幕下三十二枚目・小原(浅香山)の一番での出来事。立ち合い正面から当たって右四つに組もうとした両者。行司が「はっけよい!のこった!のこった!」と声をかけるも、両力士は不思議な雰囲気になり、揃って後退りながら取組を中断した。思わぬ事態に、向正面で審判を務めた元小結・高見盛の東関親方も「えっ」とフリーズするように目をまん丸にさせた。
2度目の立ち合いは成立。千代大牙が右に変化して相手の首根っこをつかまえ、一気に突き落として勝利した。決着後、千代大牙は土俵下に落下した小原を気づかう素振りも見せていた。千代大牙は2勝目。敗れた小原は2敗目を喫した。
立ち合い直後に両力士が揃って後退りする“珍事”に、ABEMAの視聴者からは「えっ」「うん?」「あれ」「えええええ」と驚きや困惑の声が相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



