■茂木健一郎氏「福島さんの話は理想を言われているよう」

 脳科学者の茂木健一郎氏は、「地方議員の方の集会などに行くと、“生活しなくちゃいけない”“自分の会社をこうしたい”など、いろいろな人がいる。福島さんの話は理想を言われているようで、そういった声をあえて捨てているように感じる」と投げかける。

「物価高から生活を守る」 財源は?
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 これに福島氏は「“答えは現場にある”というのが社民党の標語だった時もあるぐらい。むしろ現場に最も行っているし、現場に一番近いのは社民党だと思っている。なぜ社民党が必要で、私自身も“なんとかしよう”と思っているかというと、日本の中にもし宝物と言えるものがあるとすれば、いろんな労働運動や各地の地域運動、市民運動だと思う。社会党時代から続いているもので、それがついえてしまったら問題だ」と語る。

 パックンは、「マイノリティの声があがり続けるのは大事なことだし、失いたくない。しかし今の時代、反応が大きいのは“右”の声だ。多文化共生が訴えられる中で、マイノリティに対する怒りを煽るような発言が反応を起こして運動になっている今の世の中はどう見るか」と問題提起。

 福島氏は「あなたの生きづらさはあなたのせいじゃないし、別に外国人のせいでもない。外国人やアイヌ、沖縄、場合によっては女性といろいろターゲットを変えて、“あいつらのせいで俺たちは大変だ”と叩いていく。差別・排外主義の次はヘイトクライム、そして戦争に行くので、“それはやめようよ”と言うのが社民党。だからこそ、存在意義があると思う」と答えた。

 さらに現役保育士で育児アドバイザーのてぃ先生は、「外国人が優遇されている云々の前に、“日本人がまず大事にされていない”という感覚が国民の中にあるから、排他的な思考になってしまうのでは」とコメント。

 これには、「住まいも、仕事も、子育ても、すべてが自己責任と言われ、“政治が自分を全然応援してくれない”と思っているわけだ。それは外国人や生活保護受給者のせいではなく政治のせいなので、その政治を変えようよと。そこをきちんと応援するのは必要だと思う」とした。

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