選挙演説を見る“コツ”をプロが直伝!

「kaeka」代表・千葉佳織氏
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 では、各候補の演説はどのように見ると良いのだろうか。千葉氏は「話全体を見ることが重要」だと述べる。

「最近、切り抜きが非常に増えているが、本来、候補者が言いたいことは話の全体像にあると思う。ネットなどで検索すると約20分弱のものが出てくるため、どんな情報比率で、どんな構成で言っているのかを正しく受け取ることは重要だと思う。切り抜きだと、切り抜く方の意図が必ず現れる。したがって、候補者が『このイシューに何割使っているのか』で思いを受け取ることは面白い」(千葉佳織氏)

 また、ニュース番組『ABEMAヒルズ』のコメンテーターで、慶應義塾大学教授/教育経済学者の中室牧子氏は「簡潔な情報」に対しての注意を呼び掛けた。

「選挙で、簡潔な情報に対して投票する人が多いという政治学の論文がある。例えば政権与党で、たくさんのステークホルダーが絡んでいて、法令や規制などもあり、簡潔に話せないことも多くなる。すると票を失うという研究だ。簡潔な情報は確かにわかりやすいが、複雑さを捨象することで私たちが失っている情報はかなり大きい」(中室牧子氏)

“デマ情報”に騙されないためには?
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