ナオミはアナウンステーブル下のモニターにドロップキックを叩き込み、ショートさせて火花が飛び散る“プチ電流爆破”まで披露。試合はますます凶暴さを増していく。

 極めつけは、リング内のテーブルを逆さにし、鋭利な脚をジェイドの目にグリグリと押し付けるサミング攻撃だった。ABEMA実況では「テーブルの脚に突き刺しています!」と物騒な声が響き、ファンからも「痛い痛い」「狂ってる」「正気じゃない」「それはアカンって」と悲鳴が続出。塩野潤二アナウンサーも「こんな事する人じゃなかったですから…とにかく明るくていい人だったナオミなんですが」と嘆き、堀江ガンツ氏も「誰からも好かれた存在ですよね…」と失望をあらわにしていた。

 その後もナオミはパイプ椅子での場外テーブル葬、“Xファクター”でパイプ椅子に叩きつけるなど凶行を重ねたが、最後はジェイドの“雪崩式ジェイデッド”で敗北を喫した。 この試合でナオミとジェイドの因縁は一応の決着を見たが、ナオミの暴走は止まらなかった。敗戦直後、イヨ・スカイ対リア・リプリーの試合に乱入し、「マネー・イン・ザ・バンク」のキャッシュインを強行。イヨから女子世界王座を強奪し、「SmackDown」から「RAW」へ電撃移籍。“勝利のためには手段を選ばない危険なレスラー”として、女子ディヴィジョンの中心へと一気に躍り出た。

(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)

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