──どのようにポーカーの勉強をしていたのでしょうか?
工藤 最初の頃はアミューズメントで遊んでも負けてしまうので、上手な人にめっちゃ教えてもらいました。色々教えてもらって、海外の大会に出てみたりもしました。基本負けず嫌いなので、あまり座学というよりは実戦で上手い人と対戦して「こういう打ち方があるのか」と知ったりすることで成長したんだと思います。
──最近はAIを活用した学習ツールなど、勉強法も多様になっている
工藤 僕の時代はそういうツールはなかったので、ちょっと困りますね(笑)。個人的には、実際に戦いながらのほうが身につきやすいんです。僕はちょっと特殊だと思うんですけど、昔APT(Asian Poker Tour ※アジア各国を舞台に開催されるポーカーのトーナメント大会)で優勝したことがあって、その2日目に周りがプロばかりのテーブルで戦ったんですが、その時にめちゃくちゃ集中して、「ゾーン」まではいかないですけど、フロー状態で戦うことができたんです。その時に、「自分は実戦の時の観察力や集中力で成長できるタイプなんだ」とわかりましたね。海外の大会では日本人はナメられやすいので、そういった心理を利用することもあります。
──今回は顔見知りも多いメンバーだが、どのように戦う?
工藤 知り合いは多いんですけど、意外と同卓になったことがある人は少ないんです。なので、実際に打ってみて、その時に判断しようかなと。事前情報があったとしても、その日によって打ち方を変えてきたりすることもあると思うので。
若手のプレーヤーの情報とかも入ってきますし、みんな上手。それでも頑張って優勝したいですね。
◇ ◇ ◇
工藤幹也(くどう・みきや)プロポーカープレーヤー。2021年と2022年のWSOPメインイベントで2年連続日本人最高位を獲得。他にも国内外の大会で優勝・入賞歴を持つ実力派。生涯獲得賞金額は約5,765万円(7月19日時点)
◆ABEMA POKER INVITATIONAL 国内最高峰のポーカープレイヤー8名が火花を散らす「ABEMA」オリジナルの“招待制”新トーナメント。優勝賞金は1,000万円。8人1テーブルで一度敗退すると再エントリー不可能の一発勝負で争われる。
(ABEMA/「ABEMA POKER INVITATIONAL」より)
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