24年間ストップも…なぜ今、日本産牛肉の“輸入再開”へ進展?

なぜ今、日本産牛肉の輸入再開?
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 24年間ストップしていた中国による日本産牛肉の輸入再開に向け大きく進展したが、なぜこのタイミングだったのか。

「もともと狂牛病が原因で日本産牛肉の輸入を禁止していたが、他の国はもっと早く解禁されている。日本もいつ解禁してもよかったが、中国としては、習近平総書記の訪日であるとか、もっと大きな日中の友好イベントの時にお土産として使いたいと思っていた。2020年春に予定されていた習近平総書記の訪日のタイミングで解禁がほぼ決まっていたが、コロナでなくなってしまった。結局この24年間、そろそろ解禁してもいいかなと思ったタイミングが全部イレギュラーで潰れてしまってここまで長引いた。このまま伸ばしてもしょうがないので、今回、副首相の訪日のタイミングで出してきた」

 今後、石破政権の行方が不透明な中で、日本は中国とどう向き合っていくのか。千々岩氏は次のように述べた。

「中国の対日外交をやっている幹部と意見交換をした。参院選の前だったが、参政党が伸びていることや日本の世論に関してはすごく気にしていた。ただ、今の中国の振る舞いが大きな原因の一つなので、それを彼らがちゃんと認識していないのであれば、大変問題だと思う」

(『ABEMAヒルズ』より)

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